新札幌整形外科病院

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治療について

骨粗鬆症検査

骨密度測定検査とは
骨密度測定では、若い人と比べてどのくらい骨の量が減っているかを調べます。
骨密度が若い人の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると骨粗鬆症と診断されます。骨粗鬆症になると骨折しやすくなるので、骨を強くするためにお薬を飲んだり、運動療法をするなどの対策が必要です。
骨密度測定の種類
骨密度を測定する方法は大きく2種類あります。
健康診断施設などでは、簡便に測定できる機械を用いて、超音波を踵に当てて骨の強さを測っています。この方法は簡単に骨の強さが測れ、骨折リスクを検査する方法として広まっていますが、骨粗鬆症の診断に用いることは出来ません。
骨粗鬆症の診断を行うためには、放射線を使って背骨や股関節・前腕などの骨の密度を測る方法を用います。超音波法に比べ大きな機械を使いますが、当院の骨密度測定検査はこの種類の機械を用いています。
何歳位から受けるべきか
骨密度は年齢と共に減少していきます。男性に比べ女性は、特に50歳頃から著しく骨密度が減少していきます(閉経によるホルモンバランス変化のため)。
骨密度検査は、自治体によっては40、45、50歳からを対象にした健康診断に組み込まれていることもありますので、その位の年齢を目安に一度受けてみることをお勧めしています。
一度検査を受けて異常無しであれば数年に1度位の検査を、要注意以上と診断された方は年1回程度の検査をお勧めしています。
注意とお願い
骨密度検査は、約10分間仰向けに寝ていただく必要があります。既に酷い腰痛などを患って受診している等、仰向けに寝ているのが苦痛な方は先に現症状の治療を行ってから検査を受けることをお勧めしています。
結果表について
結果表は下の図のように表されます。
縦軸が骨密度で、横軸が患者様の年齢になっています。
水色のエリアが、その年齢層の平均的な骨密度です。男性は年齢と共に緩やかに減少していきますが、女性は閉経に伴い急激に低下していきます。自治体によっては骨密度測定を、40歳から対象とした健康診断に組み込むことがありますが、だいたい40歳頃から骨密度の急激な低下が見られるためです。
骨密度が若い人の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると骨粗鬆症としています。当院の表では多少数値は異なりますが、オレンジのエリアが要注意、赤のエリアが骨粗鬆症としています。
女性の結果図
男性の結果図
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