新札幌整形外科病院

tel.011-893-1161

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部位から見つける病名と治療法

足に関する病名と治療法

足底腱膜炎
主な症状
足の裏には指の付け根から踵にかけて「足底腱膜(筋膜)」という膜状の腱があり、足裏でクッションの役目をしています。長時間立ったままでいたり、歩きすぎ、走りすぎなどで足底腱膜に炎症が起きると、踵や土ふまずが痛むことがあり、これが足底腱膜炎です。
治療法
痛み止めやインソールを使用することが多いですが、なかなか治らない難治性の足底腱膜炎の場合、当院では、「ドルニエエイポスウルトラ」という体外衝撃波治療を行います。
シンスプリント
主な症状
「過労性脛骨骨膜炎」や「過労性脛部痛」などといわれる事もあります。多くは運動やスポーツのやりすぎにより、足に負担がかかり、脛(スネ)の内側の足首に近い部分にジンジンした痛みがでます。走ったりジャンプしたりといった運動時に痛みが強く、安静にしていると痛みはありませんが押すと痛みを感じる事があります。痛みがあまりにも強い場合は疲労骨折の可能性もあります。
治療法
痛み止めや湿布による治療やストレッチングや筋力強化などの指導を行います。練習量の調整やシューズの調整、練習場所の地面の状況なども熟慮する必要があります。
外反母趾
主な症状
足の親指が小指側に変形して、「くの字」のようになった状態。足に合わない靴を履くことで発症と言われており、特にハイヒールによって外反母趾を生じやすく、女性に多い疾患です。また、関節リウマチの合併症として生じる場合もあります。進行すると、普通の靴でも違和感があり、歩くと痛みが出ます。
治療法
保存的治療として、足の指の間に矯正を目的とした装具を装着したり、足のアーチを改善するためのアーチサポート装具などでの治療、痛みをとる事を目的とした薬物療法、靴の指導などを行います。重度の変形があり、痛みが改善しない場合には、骨切りによる矯正手術などを検討します。
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